大学部活回想記

叱られ続きの主将(笑)がべしゃる

引き留める者2

引き留める者の続きです。
退部願いを伝えてくる者は色々と理由を述べますが
次はお金の問題です。

部費やイベント費が払えない、授業料が払えないのでバイトします、
親が失業したので家族の援助をしなくてはならないなどがありました。

これらは人様が飯を食っていくに困るという可能性も秘めているので、慎重になります。
応対も費用はある程度こちらで工面できるよ。という話だけします。

このパターンで残った人はいませんでした。
ちなみに辞める云々の話の前に
工面してほしいと言ってきた人は一人だけいたような気がします。
辞めるつもりがなければそのように行動する可能性は高いですよね。

宗教上の理由というのは、この部活が武道の類であるから出てきた話だと思います。
しかし宗教色はほとんどありませんし、理由も詳しく説明してきた者はいませんでした。
あくまで推測ですが、虚偽の理由です。

この場合は、面と向かって話に来た部員はいなかったような憶えがあります。
(メールなどで伝えてくる)
半分バックれですね。

いままで理由をいくつか紹介してきましたが、ほとんどが練習がしんどいか遊びたい、のどちらかだと思われます。
(後日話を伝え聞くに、大体がそれ)
もちろん突発的な理由で本当にお金が足りなくなった部員も居たとは思いますが、資金繰りの状況が急転する人間が多く怪しい部員も多いです。

そして、この件は随時上級生、先生に報告します。
これに関しては叱られるということはありませんでしたのでそこは気になりませんでしたが。

先生はある時、辞める者の気持ちは風邪と一緒で、ひき始めに気づかなければ手遅れ
と言っていました。
まさにそれだとしみじみ思いました。
異変には気づくこともあり声をかけたりもすることはありましたが、
私は自分自身がしんどかったので、辞めたいと話してきてくれた時には
特に執着なく見送ることがほとんどでした。

去る者はきちんと去り、新しい生活を満喫してほしいですね。