大学部活回想記

叱られ続きの主将(笑)がべしゃる

引き留める者

幹部になると沢山の部員たちを見送ることになります。
というのも、この部活3年生になるまでの退部率が60~70%ほどだからです。
人はそれなりに入りますが出てく量も多いのです。

ある時はバックレ、ある時は練習後、またある時はイベントや大会後に伝えに来ます。
理由は、練習がしんどい、学業不振、お金(生活費がないのでバイトしなければならない)、
宗教上の関係というのが9割です。(1割は怪我のためやむを得ず)

練習がしんどいというのは、運動量はともかく精神面がきついからだと思います。
一つ一つの所作や発言に注意を受けるので、敢えて悪く言えば心が拘束されるのです。
正しさに押しつぶされるといったところでしょうか。

私としても重々承知しているのですが、引き留めないわけにもいかないので
そう言ってきた場合のテンプレがありました。

練習は月水の2時間ずつ、金曜日3時間の合計7時間だけ、
一週間の1/24だけを使っているだけだぞ?

という理屈です。しかし、実際のところ、月水は3時間、金曜は1時間居残り練習が
可能で、その場のメンバーにもよりますが早く帰るときにはプレッシャーがかかります。
会社の残業みたいな感じですね。
更に下級生はイベントが少ないとはいえ、時々駆り出されるのでその点でも拘束されます。
この発言あまりあてにならないのです。

結局その場で引き返すものは少なく、大体辞めます。
そもそも時間の問題ではないと、言いながらに思ってます。

学業不振は・・・やや難しいところです。
この部活的には「やる気がないだけ、練習時間もそこまで長時間じゃないのだから辞めても一緒」
という話しに持っていきます。

ただ、私は部活での英気を養うために授業をさぼった、ということはありました。
私自身部活から解放された後は学校にしっかり行けましたし、やめたあと成績が向上した
という部員の話も聞きますので一概には決められないと思ってます。
このケースでは、先の話同様時間の話だけして後は見守ります。

次回に続きます。