大学部活回想記

叱られ続きの主将(笑)がべしゃる

こじんまりと

私たちが幹部の時の大学祭では、他の仕事に精いっぱいで出し物に使う気力がなく、かといって何もしないわけにもいかないので四方の板を割る演武をすることにしました。

道家、格闘家が板をバチコーンと割っている姿をご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。

初めて目の当たりにした時「かなりのパワーが必要なんだろうな」と思いましたが、やってみるとそうでもありませんでした。

演技専用の割れやすい板があるのです。

試割り板と言います。

試割り板とは書いてないかもしれませんが、それに適した物がホームセンター等に売っています。

割るときは板を誰かに持っていてもらいます。

持ち手が攻撃の反動で動かないようにしっかり立って持っててもらえれば難なく割れますが、板を力のかかる方向に"しならせる"と余計あっけなく割れます。

しならせるだけで割れるんじゃないか?と思うほどです。

これを4方面に配置し突きや蹴りで割ります。これならモーションの確認と2、3度の実練習で済むのでスケジュール的にもピッタリです。

本番は構内の路上で行いました。観客はそこそこいたような気がします。

途中持ち手の一人が素直に割れない持ち方をしていたので、持ち方を修正するという残念なハプニングがあったものの、全体を通して悪くなかったかなと思います。

ちょっとした笑いも取れたのでちょうどよかったかもしれません。

親子連れの親御さんが、どうやら我々の部活をご存じだったようで、「この子が大きくなったらこの部活に入部させてもらおうと思ってます!」と言ってもらいました。

嬉しい反面、子供の意志を尊重してくれることを祈るのでした。こんな部活なので特に

上級生の方からは何か言われた記憶はないです。そもそも居なかったような気がします。

余談ですが、試割り用の瓦やバットなんかもあります。

瓦はやったことありませんがバットは基本足で折ります。とても痛いです。